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大台ヶ原(東大台周遊)

大台ヶ原駐車場。標高1580㍍、気温1℃、空はどんよりと曇り、わずかではあるが 時おり 白いものが降っている。加えて、かなり強い西風。そのような、横浜なら真冬なみの寒さの11月18日、東大台周遊コースを歩いた。行程およそ9km、所要4時間のお手軽コースである。

日出ヶ岳と正木嶺の鞍部から、木の階段を日出ヶ岳(大台ヶ原の最高点、1695㍍)へ。
日出ヶ岳日出ヶ岳
日出ヶ岳からの展望:東(写真↑右)は海が近いが(直線距離で約15km)、目を凝らして尾鷲湾が やっと 見える程度であった。写真は海が判別できるようにγ補正をかけている。西(写真↑左)は山また山の紀伊半島の核心部。しかし 紀伊半島の山は初めてで、どれがどれだか分からない。

正木嶺鞍部へ戻り、正木嶺(1641㍍)を越え、正木ガ原・牛石ガ原へ。
笹原の中に立ち枯れのトウヒが目立つ。日本一の多雨地帯なのに“立ち枯れ”? 台風の影響や鹿の被害による複合的な原因らしいが、いずれにしろ 伊勢湾台風以来(1959年)、植生が一変したのだそうだ。
「日出ヶ岳 離れて見れば こんな山」(写真→、正木嶺から)。日出ヶ岳から正木ガ原までは、写真のような立派な木の階段が続いた。

正木ガ原を過ぎると、道は樹林帯の中に入り まもなく 尾鷲辻。東屋があり、ここで一休みする。尾鷲辻から小高い隆起を越えて牛石ガ原。広々とした笹原の中に、巨大な神武天皇像が建っている。再び 樹林帯に入って ほどなく 大蛇への分岐点。大蛇(だいじゃぐら)は本コース最大の見どころである。
大蛇大蛇
分岐から大蛇へは30分ほど、ようやく山道らしい道となった。そして大蛇… 東ノ川のV字谷に突き出た大岩である。対岸の竜口(リュウゴ)尾根の斜面は まだ 紅葉を残していた。ピーク時は さぞ 見事であろう。安全柵が写らないよう 先端まで進んで、シャッターを切る。吹き上げてくる風も強く、ちょっと 勇気がいった。(↑写真↑) 尾根の上に頭を出しているのは八経ヶ岳(大峰山)か? 手前の岩頭は不動返し、そこへ行く道はない。

シオカラ谷“大蛇の背”を分岐点へ戻り、シオカラ谷へ。
ガイドブックによれば、このあたり、シャクナゲ、アカヤシオ、シロヤシオが多いらしい。
急坂を200㍍ほど下降して、シオカラ谷を吊橋で渡り(写真→)、下った分を登り返して、駐車場に戻った。鹿には1頭も出会わずじまいだった。
また 大蛇で、正面の景観に目を奪われ、名瀑:中ノ滝を見落してしまったのが、心残りとなった。

下の写真は、帰路の大台ヶ原ドライブウェイから。西に幾重にも重なる山並み(左)と、国道169号近くの分岐まで下ったところの紅葉(右)。
大峰山脈紅葉


大峰山(八経ヶ岳)

大台ヶ原を散策した翌日(11月19日)は、大峰山の主峰:八経ヶ岳に登った。天気は晴れ、風は 幸い 昨日より弱い。
奥駆道出合八経ヶ岳への最短の登山口である行者環トンネル西口の駐車スペースには、すでに10台近い車が止まっていた。初めての近畿の山で、平日、幾人かの登山者がいることは心強い。
8時30分、高低差約800㍍、距離約4kmの登山開始。川沿いの道は すぐ 山腹の急坂に移り、群生するシャクナゲの間を登ること1時間で[奥駆道出合]に着いた。(写真→)
「大峰奥駆道」は、吉野 金峯山寺から、今なお女人禁制を敷く山上ヶ岳、近畿の最高峰 八経ヶ岳、釈迦如来像立つ釈迦ヶ岳を経て熊野本宮に至る、全行程約50kmの大縦走路。世界遺産に登録されている。

弥山への道弥山への道
奥駆道出合から石休(セッキュウ)ノ宿跡、聖宝(セイホウ)ノ宿跡まで、およそ1.5km、緩やかなアップダウンを繰返す尾根道となった。この付近の標高は1600㍍前後、登山口から500㍍登ってきたことになる。
すっかり葉を落した木々の枝に着いた霧氷が、青空をバックに朝陽に輝いている(写真↑左)。こんなに美しい霧氷を見るのは初めてである。足元の道も雪で“舗装”されている(写真↑右)。サクッサクッと踏みしめる感触が心地よい。
弥山(みせん)が姿を現し(写真↓左)、快適な尾根歩きは聖宝ノ宿跡でおしまい。聖宝ノ宿跡に座る理源大師様に見送られ、弥山への急登。高度を上げるにつれ、霧氷の“密度”が濃くなる(写真↓右)。
弥山弥山への道

奥駆道出合から2時間余り、11時50分、1895㍍の弥山に到着。冬季休業中の弥山小屋の側のベンチで、風を避け、昼食を摂る。
八経ヶ岳昼食後、ここでゆっくり休んで下山するか、八経ヶ岳まで行くか、思案した。遅くとも17時には車に戻りたい。
上りに要した時間は3時間20分、下りも同じ時間かかるとすると(歳をとって実際にそういうことが多くなった)、13時40分には下山しなければならない。ガイドブックによれば八経ヶ岳往復は1時間、12時40分がタイムリミットである。
いっぽう、はるばる横浜から来て、近畿の最高峯(1915㍍)に登らずに帰るのも いかにも もったいない。結論は…

“30分”の時間制限を付けて(山頂に至らずとも、30分進んだ地点で引き返す)、昼食の後片付けもあたふたと、12時20分八経ヶ岳(写真←)に向かった。

八経ヶ岳山頂立ち枯れのトウヒの間を進み、古今(フルイマ)宿の鞍部まで、わずかであるが下る。登り返し、オオヤマレンゲを鹿の被害から守るフェンスの中を抜け、30分で八経ヶ岳に着く。(写真→) ぐるり360度の展望を、10分間だけ楽しんだあと(写真↓左)は、カメラもザックにしまい、ひたすら登山口へ。弥山(13:25-13:30)、奥駆道出合(14:55-15:05)を()の時刻で通過し、15時50分 登山口に下りた。八経ヶ岳から2時間50分であった。残っている車は、私たちのウィッシュを含め2台だけであった。
八経ヶ岳からの展望R309の紅葉
昨日も利用した上北山温泉(日帰り湯)で、汗を流すというより冷えた体を温める。上北山温泉の人は「今年は半月は雪が遅い。例年なら 今頃 大峰山は積雪があるんだが…」と、話していた。
写真上右は、上北山温泉に向かう国道309号(行者環林道)沿いの紅葉(右)。

※霧氷七景(奥駆道出合~弥山、サムネイル)
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