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4月4日と5日の両日、八甲田山の山岳“スキー”コースを、スノーシューとアイゼンで“歩き”ました。

仙人岱
青森~酸ヶ湯2、雪の回廊青森~酸ヶ湯1、雪の回廊4日10時ごろ ノンビリ 青森市内の宿を出て、国道103号を八甲田ロープウェー山麓駅に向かう。路は完全に乾いており、左右の雪の壁も低い。例年なら、4月下旬開通の酸ヶ湯~谷地間もすでに開通しているようだった。青森~酸ヶ湯3、酸ヶ湯温泉と八甲田大岳
ロープウェー乗場に近づくにつれ驚いた。路駐の車が延々と並んでいる。いちおう ロープウェー乗場まで行ってみたが、もちろん駐車の余地はまったくなく、過去2度歩いた田茂萢岳一帯の“樹氷原”を見るという予定を変更し、4㌔先の酸ヶ湯温泉へ。もっとも(今日行った)仙人岱の状況から判断すると、田茂萢一帯の“樹氷”は見られなかっただろう。
酸ヶ湯温泉前の駐車場も満杯で、さらにすこし上がった大駐車場へ。そこはさすがに余裕があった。

無雪期の酸ヶ湯~仙人岱~八甲田大岳~毛無岱~酸ヶ湯の周回コースは3回ほど歩いたことがあるが、積雪期は初めて。樹林帯の中は大丈夫だろうが、地獄湯の沢の前後の“道”の様子は分からない。行けるところまで…と決めて、スノーシューをつけ、ブナやアオモリトドマツの樹林帯に分け入る。

酸ヶ湯~仙人岱4、八甲田大岳?酸ヶ湯~仙人岱3、大岳環状ルート27酸ヶ湯~仙人岱2、南八甲田の山なみ(左猿倉岳、右駒ヶ峰)酸ヶ湯~仙人岱1、大岳環状ルート9樹林帯に入ってすぐ、ブナの幹に[大岳環状ルート9]と書かれたスキーヤー用の指導標があった。誘導ポール(竹竿)も途切れることはない。シュプールの跡や踏み跡もはっきり。何より天気は上々、この分なら 道に迷う心配は まず ない。
夏であればこのあたり、視界も悪く 汗をかきかきの歩行となるが、今は、まだ新芽もふかないブナの枝越しに青空が広がり、時おり 南八甲田の山なみが望むことができる。この時期ならでは の醍醐味である。二月もすると、雪は消え 緑で覆われるのだから、自然とは 実に 大きな力を持っているものだ。「大岳環状ルート27」を過ぎると、起伏が多くなり、前方に北八甲田の山が姿を垣間見せ始めた。ブナに変わってアオモリトドマツが目立つようになったが、“樹氷”はまったく付いていない。

酸ヶ湯~仙人岱5、地獄湯の沢に入る。後ろは駒ヶ峰酸ヶ湯~仙人岱6、地獄湯の沢。前方は八甲田大岳酸ヶ湯~仙人岱7、地獄湯の沢上部。[酸ヶ湯2.6km/八甲田大岳1.6km]道は やがて 地獄湯の沢の谷に入った。仙人岱への一番の登りである。ここも夏とは まったく 違った様相を見せ、沢はまだ雪に埋没していた。おかげで、ゴツゴツした岩も鼻をつく硫黄臭も雪が消してくれる。谷の両側の斜面は緩いので、雪崩の心配はなさそう。2,30㍍おきに立つポール(竹竿)も安全性を保証している。
正面に八甲田大岳を仰ぎながら 沢を登り切ると、[酸ヶ湯2.6km/八甲田大岳1.6km]の見覚えのある道標。夏なら、橋を渡って対岸に移るところを 雪道は[×]印を直進。勾配は緩やかになり、広い平地に出た。仙人岱に違いないが、水場やベンチは見当たらない。おそらく まだ 雪の下なのだろう。

酸ヶ湯~仙人岱8、仙人岱(八甲田大岳)[大岳コース60]の指導標が付けられたアオモリトドマツの下にシートを敷いて、お昼とする。酸ヶ湯から約3㌔、天候にも恵まれ、思ったより奥まで来た。
遠くに見える八甲田大岳は雪が少なく、樹氷は ほとんど 付いていない。この分なら、ロープウェーで田茂萢に上がっても 樹氷も消えていただろうと、自己納得した。また 2時間ぐらい早発ちしていたなら、八甲田大岳まで行けたかもしれないが、時刻は1時30分をまわっている。ここで戻ることにした。
仙人岱~酸ヶ湯1、岩木山遠望仙人岱~酸ヶ湯2、雪の芸術仙人岱~酸ヶ湯3、猿倉岳(左)と駒ヶ峰(右)仙人岱~酸ヶ湯4帰り道で。写真左から…①岩木山遠望、湯の沢から岩木山が見えることを発見 ②湯の沢で見つけた雪の芸術? ③湯の沢から南八甲田、猿倉岳(左)と駒ヶ峰(右) ④大岳環状ルート18付近、往きは奇数・復りは偶数番号が振ってあった
仙人岱~酸ヶ湯6、登山口の鳥居仙人岱~酸ヶ湯5、酸ヶ湯温泉写真左から…⑤酸ヶ湯温泉、上から見ると ずいぶん 大きな建物だ ⑥無雪時登山口にある鳥居、往きのときはベンチかと思った 

駐車場のトイレは“冬期閉鎖中"で、酸ヶ湯温泉でトイレを借りる。ロビーの一角にガイド詰所があったので、情報を収集し スキーマップを貰う。
酸ヶ湯~青森、萱野高原それによると、今日歩いたのは「大岳環状ルート」。仙人岱の先は 大岳の裾をぐるっと周って 酸ヶ湯へ戻る。毛無岱は通らない。毛無岱は[中央ルート]という別ルートで、スキーなら ロープウェー山頂駅から田茂萢岳の斜面を下毛無岱へ滑り 酸ヶ湯に下る。スノーシューやアイゼンでも歩けることが分かった。
明日も天気は続きそう。酸ヶ湯から中央ルートを毛無岱まで歩くことにした。
写真は萱野高原からの北八甲田の山、右は田茂萢岳、左は赤倉岳?、その間にあるのが八甲田大岳?。田茂萢岳の山頂にロープウェーの駅が見える。


毛無岱
青森~酸ヶ湯、国道103号今日(5日)は、酸ヶ湯から「毛無岱」を往復する。早春の毛無岱がどんな様相を見せているか 楽しみ。昨日より 1時間半 早く青森の宿を出た。(写真は青森市郊外、ねぶたの里あたりからの八甲田連山)
今日は さすがに 酸ヶ湯温泉の駐車場は まだ 空きがあった。昨日 私のスノーシューが壊れてしまったので、今日はアイゼンを装着。妻もそれに倣う。酸ヶ湯~毛無岱1酸ヶ湯~毛無岱2酸ヶ湯~毛無岱3、分岐ポイント
酸ヶ湯温泉は台地状になっており、その急坂を上がると樹林帯。[大岳環状ルート200]の指導標があった。仙人岱が[60]だったので、その先 2倍以上の行程があったわけだ。その先で、ルートは2つ(マップでは3つ)に分かれた。[中央ルート]の指導標は見あたらないが、左の誘導ポール(竹竿)に沿って進む。
 ※[中央ルート]は田茂萢岳から酸ヶ湯へ滑るスキーヤーのための指導標。ブナやアオモリトドマツの幹の向こう側に付けられている。酸ヶ湯側からは見えない道理である。

酸ヶ湯~毛無岱5酸ヶ湯~毛無岱4昨日より すこし 奥深い趣が漂う樹林帯を行く。昨日はかなりの数のスキーヤーやウォーカーと出会ったが、今日はまばら。雪原に蔭を描くブナの枝が美しい。ブナとアオモリトドマツの混合林は やがて アオモリトドマツだけとなった。酸ヶ湯~毛無岱6酸ヶ湯~毛無岱7、八甲田大岳酸ヶ湯~毛無岱8、南八甲田の山々
視界が開けてきた。行く手に毛無岱らしき雪原が見える。八甲田大岳も姿を現した。振り返ると、南八甲田の山々。昨日ほど空が青くないのは残念だが、それでも心休まる早春の風景だ。

酸ヶ湯~毛無岱11、毛無岱ヒュッテ(荒廃)ガスコンロ酸ヶ湯~毛無岱10、下毛無岱(田茂萢岳)酸ヶ湯~毛無岱9、下毛無岱今日は久しぶりにガスコンロを運んできた。昼には早いが、インスタントラーメンを作り、熱いココアを入れる。やはり、テルモスの熱湯より旨い。一時(いっとき)後、毛無岱(下毛無岱)到着。
永いこと雪が降っていないのだろう。下毛無岱の雪原は ところどころ 茶色く汚れていた。荒廃して今は使われていない毛無岱ヒュッテのあたりから 上毛無岱に上がる長い階段があるはずだが、雪に埋もれているのだろう、見あたらない。そのまま、ポールの誘導に沿って進むと 田茂萢岳の基部となった。
毛無岱1、田茂萢岳基部毛無岱2、八甲田大岳と井戸岳毛無岱3、田茂萢岳基部ここからロープウェーの山頂駅を目指すのはたいへん。八甲田大岳や上毛無岱大岳方面への誘導ポールはない。スキーコースの指導標は「田茂萢コース」と「中央コース」の併設になっている。
正面に八甲田大岳と井戸岳が見える場所を選んで 大休止後、来た道を戻ることにした。

毛無岱~酸ヶ湯1、下毛無岱毛無岱~酸ヶ湯2、下毛無岱毛無岱~酸ヶ湯3、南八甲田連山毛無岱~酸ヶ湯4、振り返れば八甲田大岳復路で。①下毛無岱 ②下毛無岱 ③南八甲田連山 ④八甲田大岳
毛無岱~酸ヶ湯9、酸ヶ湯温泉毛無岱~酸ヶ湯8、酸ヶ湯一帯を見下ろす⑤中央が大駐車場 ⑥酸ヶ湯温泉と八甲田山大岳

田茂萢岳の樹氷原も楽しいが、昨日の仙人岱コース、今日の下毛無岱コースも なかなか 快適だった。何より、指導標や誘導ポールが完備しているので、安心して歩ける。融雪が進み、雪質は悪かったが、さすが八甲田、スノーシューイングを満喫できた二日間でした。
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