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2010.07.28 檜洞丸に登る
先日(8日) 途中の展望台までの往復に終わった檜洞丸(ひのきぼらまる)、今日(28日)は一念発起、早朝4時起きし 山頂を目指す。
マップ京急(富岡~横浜)・JR(横浜~小田原)・小田急(小田原~新松田)と電車を乗継ぎ、新松田に659到着。電車からは すっかり 雪が消えた富士山がドーンと見えていたが、丹沢の峰々は厚い雲に覆われ、展望台や山頂から 富士山を見ることは叶いそうにない。新松田から西丹沢自然教室行きバス(富士急湘南バス)の始発(715)に乗る。
平日とはいえ 何人かは同好の士がいるだろうと思っていたが、終点[西丹沢自然教室]に降り立った(8:26)のは私一人だった。駐車場の車は2台。教室の管理人の話では、自分が来たときは すでに おいてあったそうで、山に入ったかどうか分からないという。登山カードを提出し、17時5分のバスに間に合うように戻ってくるつもりと、告げて出発(8:45)。山頂までの歩行距離は4.8㌔、標高差は1060m、この暑さ 楽な登山にはならないだろう。

①指導標1(つつじ新道入口)県道から林道に“格”は下がっても 立派な舗装道路を500㍍ほど進み、道標にしたがって「つつじ新道」に入る(写真1)。そこから 100㍍で、木の梯子を上がり 山腹に取り付く(写真2)。林床は荒れ、土壌が流されたところは 桟道になっている(写真3)。都会からの大気汚染や伐採などの手入れ不足の影響だそうだ。
②指導標2 ③桟道a(つつじ新道)③桟道b(つつじ新道) ④山・川コース分岐⑤つつじ新道1
⑥ゴーラ沢出合:登山口側[山コース・川コース]分岐を過ぎ(写真4)、緑陰と涼風・沢のせせらぎ・野鳥のさえずり・・・の快適な山道(写真5)は、すこし下って「ゴーラ沢出合」となる(写真6、9:32)。本流の東沢にゴーラ沢が 右から 流れこんでいる。⑦ゴーラ沢出合
先日 少々 難儀した東沢は 難なく 渡渉。ところが、先日楽勝だったゴーラ沢には手こずらされた。半ばで引き返すこと二度、三度目のトライで ようやく 沢を渡った(写真7)。離れたところから私を見ている人がいたら、さぞや 滑稽に見えたことであろう。
⑧ゴーラ沢出合:檜洞丸側ゴーラ沢出合から急な石段を上がる(写真8、9:51)。檜洞丸から西に延びた尾根に取り付いたのだが、この取り付き点が 意外と 分かりにくい。川原に『階段を上がること』と書かれた説明板が立っているが、うっかり それを見落とすと 迷いかねない。 ※注:2万5千分の1地形図では、ゴーラ沢出合の徒渉は1箇所、合流前の東沢を渡るようなルートになっている。
⑨ゴーラ沢出合直後の鎖場階段の先は鎖場(写真9)。できるだけ クサリに頼らず、岩を掴み 木の根っこを使ってよじ登る。鎖場のあとも、間断なく急登が続く。汗が滴り、カメラに落ちる。水分を補給しても すぐ 汗となって噴き出してしまうが、(熱中症にならないよう)体温調節には欠かせない。何を好き好んでこんなクソ暑いときに と思わぬでもないが、谷あい(尾根の左が東沢、右がゴーラ沢)から風が吹き上げてくるところは“天国”。たびたび足が停まる。

⑩指導標3(中間点)勾配が いくぶん 緩やかになって[中間点]を過ぎる(10:14)。西丹沢自然教室から1時間半。山頂まで コースタイム3時間20なので まずまずのペースだが、朝飯から6時間経ち、お腹が減ってきた。展望台で中休止という腹づもりだったが、エネルギー補給は大事、そこから すこし 進んだところに 座るにほどよい石を見つけ、パンを食べた。
⑪指導標4(展望台)休憩中、一人の青年が 元気よく 通り過ぎていった。今日初めて出会った登山者である。先日は中間点からほどなく、と感じた展望台が遠い。実際 展望台までは 中間点から 600㍍も先だった。⑪展望台
展望台は標高1120mぐらい、コースを すこし 逸れたところにある(写真11)。小さな台地となっており、西に視界が開けている。天気が良ければ 富士山がかなり大きく見えるはずだが、丹沢の山自体をガスが覆い 今日も見えない。畳2枚分ほどのテーブルの半分を使って、一組の夫婦が“宴会”を開いていた。つつじコースから犬越路を周回するつもりだったが…という。

さて ご夫婦にメザシをご馳走になり、“未体験ゾーン”に入る(11:12)。季節なら、このあたりから ヤシオツツジが見られるはずだ。樹相も変わり、ブナなどの大木が多くなったような感じだ(写真12)。きつい登りが続く。バテ気味の様子の同年配の3人が坂の途中で座りこんでいる。(このあと、登山口に戻るまで 誰にも会わなかった)
私も青息吐息。二つ目の鎖場、鎖が新しい、を過ぎ(写真13)、展望台からの1㌔を1時間かかって、[檜洞丸0.8km]の道標が立つ休憩ポイント(写真14、12:11)。出発から3時間25、コースタイムなら 山頂に立っているころである。『山頂付近にはスズメバチが巣を作っているから注意してください』の管理人の言葉どおり、1匹のスズメバチが 偵察機のごとく へたりこんだ私のまわりを飛んでいた。
⑫つつじ新道2花1⑬山頂約1㌔手前の鎖場⑭指導標5(休憩地)⑮つつじ新道3⑯指導標6(合流点)
一息二息後、スズメバチを驚かさないように 腰をあげる。木の梯子や木道が多くなり(写真15、土壌が荒れ 木の根が露出している)、やがて 箒沢からの登山道が右から合流(写真16)。道標には「檜洞丸0.6km」とある。先の休憩から200㍍歩いたにすぎないが、この200㍍は 実に 長く感じた。 ※このとき 道標の『箒沢』の字は目に入らず、帰路で 道迷いのミスを犯すことになる。

⑰緑の木道1⑰緑の木道2⑰緑の木道3ここから やっと 登りが楽になり、マルバダケブキの濃い黄色が目立ち始めた。花2(マルバダケブキ)マルバダケブキは密生するようになり、その間に敷かれた木道を歩く。鬱蒼とした森はガスに煙り、なかなか快適な雰囲気だ。山頂一帯には バイケイソウも群生していると聞いたが、時期はずれか、はずれ年か、目につかない。
⑱山頂11255、丹沢で2番目に高い標高1601mの、檜洞丸の広い山頂に到着した。4時間10も要したことになる。記念写真を撮り(写真18)、シャツを着替え、絞れば水(汗)が出てくるタオルを取替え、一人 弁当を広げる。⑲山頂2弁当といっても、途中 コンビニで買った巻き寿司と稲荷の詰め合わせだが。食後、単独行で心配しているカミサンにメールを打つ。青ヶ岳山荘があるからか、山中では“圏外”だったが、ここでは通じた。
青ヶ岳は檜洞丸の別名で、山荘は 丹沢の最高峰・蛭ヶ岳方面へすこし下ったところにあるが、営業は週末のみ。また、犬越路へちょっと行ったところに 絶景ポイントがあるらしい。しかし、いささかバテていることとバスの時間(17:05, 最終は18:58)が気になること、それに このガスでは“絶景”は望めそうにないので、二つとも確認はやめて 下山することに決める(写真19)。

山頂滞在30の予定を20オーバーして、カメラもザックにしまい、ストックを伸ばして下山開始。1345、3時間あれば 下れるだろうと いう腹づもりであった。
しかし、往路で書いたように、分岐(写真16)箒沢に進んでしまった。指導標[檜洞丸800㍍]がある休憩ポイント(写真14)になかなか着かない。犬越路に踏みこんでしまったのかな、と思いつつ下るうちに [箒沢・ユーシンロッジ分岐]の指導標が見えた 箒沢まで5.2㌔、檜洞丸は900m 箒沢はバス道路沿いだが どんな道か分からない。檜洞丸に戻ることにした。問題の分岐(写真16)に戻ったのが1420、30のタイムロスとなった。反省としては、ガスという気象条件と誰もいないという状況下、①下山を急ぎ 冷静さを欠いていたこと、②疑問が生じた時点で 地図とコンパスでルートを確認しなかったこと、である。
問題はもう一つ起きた。太ももが右、ついで左と痛み出したことである。同時に起きなかったのは幸いだったが、痛みがとれるまで、ペースダウンを余儀なくされた。こんな経験は初めてで、①暑さが思った以上に体力を消耗させていたのかもしれない、②塩分の補給が足りなかったかもしれない、③準備体操をやらずに歩き出したこと、④ストックは必携品(1本だけ持っていた)、などが反省点である。
幸い 足の痛みはじきにとれたが、とれても、再発しないようにペースを落として歩いた。いくらなんでも 1858のバスには乗れるだろう。ヘッドライトは携行している。西丹沢自然教室の管理人は心配するだろうが、電波が通じるようになったら電話すればよい、と腹をくくった。(実際は 管理人は5で帰り、教室は閉まった) 展望台に寄って とっておきのグレープフルーツを食べ(15:15)、ゴーロ沢出合で 顔と手を洗い(16:00)、西丹沢自然教室に1645に着いた。下山に要した時間は、ロスタイムを入れてちょうど3時間だった(コースタイムは2時間10)。管理人に下山報告をし、カミサンに再びメールを打ち、175のバスに乗る。乗客は私一人だった。
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梅雨の晴れ間というより「晴れの合間に梅雨がある」という感じの今年の梅雨ですが、“飛び切りの”梅雨の晴れ間の8日、西丹沢に出かけました。目指すは檜洞丸(ひのきぼらまる、標高1601m)ですが、家を出たのは7時半。
マップ環状2号、保土ヶ谷バイパスから国道246号を松田へ。秦野あたりから、車窓に広がる緑が美しくなりました。清水橋で県道76号に入り、道の駅山北、丹沢湖(三保ダム)、中川温泉を経て西丹沢自然教室に着いたのは 11時半過ぎでした。(走行距離は94㌔)①西丹沢自然教室
20台という駐車場は 幸い 1,2台分の空きがありました。(向かいの『ウェルキャンプ』に広い駐車場あり、単なる空き地だが¥525)
ここから檜洞丸まで「高低差1060m/距離4.9㌔」もあり、正午近くの出立では山頂往復はとても無理。『登山口は車道を500㍍歩いたところです』という、自然教室のスタッフの説明を聞いてから(付近を散策する気分で)歩き始めました。

②つつじ新道入口③枯れ沢から山腹へ標識[つつじ新道入口](写真2)が立つところを右に入ると、道というより荒れた枯れ沢で、こんなところを歩かされるのか と思っていたら、100㍍ほどで、山腹に取り付く階段(写真3)があり、登山道らしい道となりました。⑥ツツジ新道⑤ツツジ新道④ツツジ新道
斜面を横切るように付けられた道。勾配は緩いが、道をつける余裕がないところには木橋が架けられ、それを渡るときは ちょっと 緊張を強いられました。
丹沢表尾根(ヤビツ峠~塔ノ岳)は樹木が少なく、あっても丈が低いので 夏はとても歩けたものではありませんが、つつじ新道は大きな広葉樹の森が夏の太陽を遮り、爽やかな風が樹間を吹き抜ける気持ちよい道でした。(写真4,5,6)
しかし 西丹沢自然教室のスタッフの話では、丹沢の森は、汚染された大気と伐採などの手入れ不足で ずいぶん 病んでいるのだそうです。たしかに 木の下には草や植物が育っておらず、土壌がむき出しで 山肌は荒れているようです。

⑧ゴーラ沢出合⑦ゴーラ沢出合西丹沢自然教室から、スローペース1時間ほどでゴーラ沢出合。本流の東沢に、右側からゴーラ沢が合流しています。ここで、渡渉点が2箇所ありました。まず、合流後の東沢の渡渉点を渡ります(写真7)。流れが岩を洗い 少々 難儀しましたが、靴底を濡らしただけで 無事 渡りきり、広い川原で 昼食&休憩。⑨ゴーラ沢出合
次のゴーラ沢の渡渉点は容易(写真8) 、沢を渡ると石段があり(写真9)、その先は補助の鎖が設置された急坂となりました。鎖場のあとも急登。木の枝や石を掴みながらの登り、滴る汗で手ぬぐいはびっしょり、散策という気分ではありません。ようやく一息ついたところにベンチがあり、地図を広げると、どうやら この登りは檜洞丸から西に延びる主稜の一つのようです。⑪キノコ⑩ヤマアジサイ
いくぶん緩やかにはなったものの 登りは続きます。途中、咲き残りのアジサイが一株あり、キノコが大きな傘を広げていました。花を見たのは 後にも先にもここだけ でした。⑫中間点⑬展望台へ
今日の目標地の中間点[檜洞丸2.4㌔/西丹沢教室2.4㌔](写真12)を過ぎて、ほどなく[展望台]への分岐(写真13)がありました。ゴーラ沢出合から、スローペースでおよそ1時間です。⑭展望台から
展望台は分岐からすぐ。“展望台”といっても タタミ2枚分ぐらいのベンチがあるだけの小さな広場でしたが、ゴテゴテしていないところが西丹沢のいいところでしょう。展望は西に開け、地図によれば 畦ヶ丸という山と富士山が見えるそうです。目を凝らすと、どうやら富士山の裾らしきものが見えました(写真14)。

静寂もまた西丹沢の良さの一つ。昼からの登山とあって、これまで出会ったのは下山者数人。それも みんな 私と同類の単独行でしたが、おやつ&休憩をしていると 突然 大学生らしき若い女性が姿を現しました。今流行のタイツではなくオーソドックスな服装、足にはスパッツ、背には中型のザック。想像するに、丹沢主脈(塔ノ岳~蛭ヶ岳~檜洞丸)を縦走してきたようです。短い休憩だけで、彼女は一足先に降りていきました。遅れて、長い休憩の私も 来た道を戻り始めました。
ゴーラ沢を素通りし(彼女は川原で休んでいた)往路では意味がよく分からなかった[山コース(本道)/川コース(新道)]、と書かれた大きな看板のある分岐にさしかかりました。地図には出ていませんが、どうやら「 つつじ新道」には2本のルートがあるようで、往路は“山コース”だったわけです。帰路は“川コース”を採りました。
⑮ツツジ新道(川コース)急斜面をジグザクに下り、ほどなく 広い川原(東沢)に出ました。視界が開け(写真15)、川面を渡る風も心地よく、顔や手を洗っていると、彼の女性が降りてきました。“三会目”ともなると、お互い 笑みを浮かべての会釈となりました。⑯ツツジ新道(川コース)
沢を木橋で左岸に渡り、もう一度 右岸に渡り返し、『ウェルキャンプ』を通り抜けると(写真16)、道路をはさんで建つ西丹沢自然教室に着きました。
帰り仕度をしていると、折返し運転の新松田駅行のバスが到着。それに合わせるかのように、(川コースの)川原でも休んでいた彼女がやってきました。かなり 山慣れた女性のようです。バスは、早くからバスを待っていた風の中年男性と彼女の二人を乗せて発車していきました(16:20)。
山慣れた女性といえば もう一組。こちらは もう プロという感じの中年の二人連れで、川コースの対岸に降りてきました。ヘルメットを持っているところをみると、沢登りをしてきたようです。自然教室のスタッフとも 気さくに 話を交わしていました。

データ
○西丹沢自然教室~展望台:3.0㌔、西丹沢自然教室~檜洞丸:4.9㌔(上り3時間半、下り2時間半)
○標高:西丹沢自然教室540mm、展望台約1040m、檜洞丸1601m
○丹沢湖~西丹沢自然教室は長くは続かないが ところどころ 1車線なので、対向車に注意
○バス…富士急湘南バス 新松田駅(始発)7:15or7:20,西丹沢自然教室(最終)18:58

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