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3年ぶりに大楠山(おおぐすやま)に登りました。標高241.3mに過ぎないが三浦半島でいちばん高い山、山頂からは360度のパノラマを楽しめます。本年6月号の雑誌『山と渓谷』で、全国隠れ名山の一つとして紹介されています。
コースマップ スタートは京急安針塚駅、ゴールは前田橋バス停。塚山公園を経て沢に沿った阿部倉コースを登り、尾根道の前田橋コースを下るポピュラー?なコース。歩行距離はおよそ9㌔、歩行時間は休憩を除き約3時間30分でした。行程の半分は市街地や住宅地の中なので道は分かりにくく、とくに塚山公園のあと、阿部倉コース入口に着くまでは難儀しました。
そこで、国土地理院の2万5千分の1地形図「秋谷(横須賀)など」から作成した地図(右図、クリックで拡大-960x920ピクセル-できます文中の写真も同様に拡大できます)とリンクされた写真(クリックで別ウィンドウが開きます)を使って、コースを詳しく説明します。

安針塚駅~大楠山
塚山公園で按針塚を見る
京急安針塚駅の改札口を出てすぐ、左のガード(ポイント1)をくぐり塚山公園を目指す(9:45)。変電所(東電横須賀変電所)に沿って歩くと、小さな商店(ポイント2)が左側にある。そこで左の坂道を上がる。 補足:シャッターが降りていると商店に気づかないかもしれない。その時も店は閉まっていた。道は二股に分かれていて、ほぼ直進する細い道には小さな橋が架かっているが、その方向には進まないこと。 この先塚山公園までは一本道で間違えることはないが、途中に[大楠山ハイキングコース]とある道標が立っていた。坂の勾配はかなりきつく長さもある。安針塚駅からおよそ20分、坂の上に緑の小高い丘が見えてきた。塚山公園である。
観音崎(塚山公園)按針塚塚山公園の見どころは按針塚と標高133mの高台からの展望、それに春の桜、初夏のツツジ、梅雨のアジサイとか。まず見晴台に上がり、米艦数隻が停泊する横須賀港に眉を顰め、観音崎と房総の風景に見入る。観音崎の“テーブルマウンテン”風の台地状の地形が面白い。続いて、三浦按針とその妻ゆきが眠る按針塚。国指定史跡で、宝筐印塔というちょっと変わった形のお墓だった。
見晴台からは富士山がちょっと見えていた。この分なら大楠山からはよく見えるだろう。陽が高くなってガスが出ないうちにと先を急ぐことにする。


塚山公園から延々と市街地を歩いて大楠山登山口バス停へ
塚山公園から塚山公園をあとに、分岐(ポイント3)でJR田浦駅の道を右に分け[大楠山]への細い坂道に入る(10:20)。次の分岐を道標に従って右折したあとは、街へ降りるまで、両側から草木が迫った一本道(写真→)
坂を下りきると、横浜横須賀道路の出入路にぶつかる。出入路に沿って進み、その下をくぐってまた出入路に沿って進み、石段(ポイント4)を広い道(市道?)に上がって左折し、すこし行くと横須賀インター前交差点、そこを右折する。
横須賀インター前交差点から300㍍ほど歩くとトンネル(池上トンネル)が見えてくる。トンネル手前の交差点(ポイント5)で右折し本園寺に向かう。 補足:トンネルの先は池上住宅入口。途中の道標や京浜急行で貰った地図には池上住宅入口経由のルートが示されているが、本ルートの方がお勧め。
本園寺まだかと少々不安になるころ、左手に本園寺(写真→)があった。実際のところは交差点から500㍍ぐらいである。寺の前は広い駐車場、寺自体も大きく立派。門前で休ませてもらった。 14,5名のグループがお菓子を食べたり談笑していた。塚山公園からJR田浦駅への道を降りた人たち。ルートはいろいろあるらしい。
寺の前の道路に戻る(11:15)。ガイドブック(山と渓谷社『神奈川県の山』)には「本園寺先の広場を左折し、県道に出て大楠山登山口バス停で車道を横断する」とあるが、その広場と左折する道がよく分からないまま、高速道路(横浜横須賀道路)の下に来た。その先に交差点が見える。県道と交叉しているらしいが、高速道路の下にも道路がある。その道を歩く。ほどなく県道(27号、横須賀葉山線)に出て左折し、横須賀方向に進むと大楠山登山口交差点(ポイント6、11:30)。コンビニ(スリーエフ)と大楠山登山口バス停がある。

登山口バス停から阿部倉コース入口までの道はかなりややこしかった
まず交差点で右折し、細い緩やかな坂道に入る。200㍍ほどでお地蔵さんが“座る”立つ二股路(ポイント7)、そこを左へ。100㍍足らずでまた道は二股に分かれる(ポイント8)。この分岐には見落としやすいが、[湯の沢旅館]と[大楠山・しょうぶ園]と書かれた古い案内板があり、それに従って右折する(狭い道)。続くT字路は左折する。ここには目印となるようなものはないが、すこし先に道標がある。次のポイントは阿部倉町内会館/老人生きがいの家が建つT字路(ポイント9)。直進する。
阿部倉コース入口そして、そこから約100㍍でY分岐(ポイント10)を左折し、高速道路(横浜横須賀道路)にぶつかったら、それに沿ってすこし進み、その下(ポイント11)をくぐると、阿部倉コース入口(ポイント12、写真→)である。
補足:ポイント10のY分岐を右(上り坂)に進み、高速道の上を越えて左折しても阿部倉コース入口に行けるようだ。このルートは阿部倉温泉(湯の沢旅館)のそばを通る。

阿部倉コースは沢沿いの静かな山道だった
阿部倉コース2阿部倉コース1安針塚駅から2時間15分、ようやく山道(12:00)に入る。道はすぐ沢沿いになった。小さな橋で左岸から右岸に移る(写真→-阿部倉コース1-は上流側の橋詰から撮ったもの)。 一言:沢は平作川の源流部。平作川はここから横須賀の街を南東に流れ久里浜港に注ぐ。長さ7㌔、三浦半島で最長の河川だそうだ。 木々や竹林の緑の中に、まだ美しく紅葉を残している木が一本あった(写真→:同2阿部倉コース3阿部倉コース4阿部倉コース5
特徴ある石橋で左岸に渡り返し(写真←:同3、次いで木橋を渡ると、いったん道は沢を離れたが(写真←:同4、すぐ沢沿いに戻った(写真←:同5。深山の趣も漂う静かな道。踏み跡はあるものの、道中会ったのは、入口の橋の上で熱心に写真を撮っていた一人だけである。 阿部倉コース8阿部倉コース7阿部倉コース6
沢を離れ(あるいは“源流部”を過ぎたのかもしれない)、道は階段の登りとなった。距離2,300㍍/高度差5,60mほどで尾根に上がると(写真→:同6衣笠城址分岐(ポイント13)。分岐を右に行き、ゴルフ場(葉山国際CC)の横を通る。ゴルフ場の先の平坦な広い道(写真→:同8を、大楠山に直登する階段を敬遠して進むと、芦名口コース分岐(ポイント14)。山頂まで500㍍、車も通れる舗装道路を上る。
大楠山山頂国交省の大楠山レーダ雨量観測所まで通じているその舗装道路を見送って、分岐(ポイント15)を右の階段へ。そして100段ほどの階段を登りつめて、たくさんのハイカーで賑わう大楠山山頂(写真←)に着いた(12:40)。
補足:阿部倉コースはルートが2つある。一つは私が歩いた沢沿いのルート。もう一つは、ポイント10のY分岐から高速道を越え、山腹をまわるようにゴルフ場に沿ったルート(地図参照)。雨のあとは前者はかなりぬかるむと思われるので、後者の方がよいだろう。

大楠山山頂
パノラマ1パノラマ2パノラマ3パノラマ4山頂に着き、何がともあれ、展望塔に上がる。西方、三合目あたりまで雪化粧した富士山が美しい(写真:パノラマ1~3。富士にはやはり雪がよく似合う。前回(9月下旬)は伊豆の大島がうっすらと見えた程度で、富士山は見えなかった。その大島が冬の陽に光る相模湾に浮かんでいる(写真:同4。朝、のんびり家を出てきて、こんな絶景が見られるなんて大楠山はありがたい。
パノラマ5パノラマ6北方は大都会近郊の山ならでは眺め。横浜MM21ベイブリッジなど(写真:同5。その後ろには大東京の高層ビル群。高さ500mを越えたというスカイツリー、そしてナント筑波山が見えた(写真:同6パノラマ8パノラマ7
東方もおもしろい。東京湾アクアラインの海上部分と海ほたる、新日鐵君津製鉄所や東電火力発電所の高い煙突群(写真:同7。観音崎や房総半島の山なみ(写真:同8)。1時間ほども過ごして山頂をあとにする(13:40)。三方の展望に熱中のあまり、南を見るのを忘れてしまった。

大楠山~前田橋バス停
山頂から100㍍下ったところで、湘南国際村センターへの道を右に分け直進。山頂で私よりちょっと年配の人が話しかけてきたが、湘南国際村のコースは階段の急登で大変だったそうだ。続いて、大楠芦名口バス停への道(ポイント15、前出)を左に見送り右折、レーダ雨量観測所の横を通って山道に入った。
前田橋コース6前田橋コース5前田橋コース4前田橋コース3前田橋コース2前田橋コース1道は緩急を繰り返しながら、大楠山から南西に延びた尾根を下ってゆく。ところどころ滑りやすいところもあるが、概して森の中の気持ちよい道である。(写真:前田橋コース1~6前田橋
やがて、前田川の流れや街の雑踏が聞こえるようになり、山頂から50分で前田橋(ポイント16、写真←)に着いた。道半ばで上り一組2人と、前田橋に降りてから一組4人に会っただけで、阿部倉コース同様、好天の祝日とは思えない静かな道であった。
前田橋を渡ると車道。15分ぐらいで前田橋コース入口(ポイント17)。そこから数分の国道(R134)に出たところが前田橋バス停がある前田橋交差点(ポイント18)である。
補足:大楠芦名口コースは全線舗装道路なので通常は前田橋コースが良い。雨のあとのエスケープルートや大楠山で夕陽を見たあとの下山コースとして良い。
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