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2011.05.16 石砂山
2月に登った石老山(せきろうざん、694.3m)と県道518号を隔てたお隣りさん:石砂山(いしざれやま、578m)に登りました。『新緑の樹林帯で春の女神ギフチョウに会う』というキャッチコピーで、雑誌「山と渓谷」の連載「全国隠れ名山」で掲載されました(2011年4月号)。石砂山は神奈川では県唯一のギフチョウの生息地だそうで、それが見られるのは3月下旬から4月中旬。登ったのは5月16日で、ギフチョウには遅すぎましたが、新緑はまだ間に合いそうです。
コースは伏馬田集落から登り、篠原集落に下るコース。『神奈川県の山』(山と渓谷社)によれば、歩行時間:2時間15分、歩行距離:5.5㌔、累積標高差:+435m/-468mですが、実感は300mぐらいでした。ギフチョウが舞う時期以外は訪れる人も少なく静かな山歩きができるとありましたが、実際、同好の士は篠原集落への下りで会った一人だけでした。
マップ復路マップ往路コースの詳細とコースタイムを、地図(…往路:伏馬田入口バス停~石砂山、復路:石砂山~篠原バス停)と地図上に付記したポイントの写真(リンク)で紹介します。 ※地図は国土地理院の2万5千分の1地形図を基に作成

石砂山日帰り登山の道志側からのアクセスは、マイカー・タクシーを除けば、三ヶ木発東野行“平日”10時のバスのみ(津久井神奈交通バス)。そのバスに乗り伏馬田入口で下車。伏馬田入口バス停に降り立ったのは我一人(10:20)。あたりに人気(ひとけ)なくいささか心細いが、ガイドブックにあったとおり、“来た方向に”歩き始める。歩き出してすぐ、道端に古びた道標があった。[石砂山3.7㌔]とある。細い道に入って、国道413号の青野原バイパスを横切り、伏馬田集落への広い坂道を下る。ここの道標の表示は[石砂山3.1㌔|伏馬田入口バス停0.3㌔]。合せて3.4㌔、前の道標より300も㍍少ない。この道標のほうが新しいのでこちらが正しいのだろう。 (と思ったら次の道標では3.8㌔に増えた)
下りきって道志川に架かる亀見橋を渡る。橋の向う詰に「亀見橋バカンス村」の看板が立っている。
亀見橋から道志川亀見橋から石砂山橋の真ん中で目指す石砂山を仰ぎ、道志川を見下ろす。石砂山は“双耳峰”、と呼ぶほど顕著ではないがピークが2つある。地形図もそう見てとれる。石砂山の左後ろの台地状の山は572mの無名ピーク。山頂へは、このピーク572と石砂山の鞍部(コル)から登ることになる。道志川の両岸は緑豊かなV字谷で、防砂堰のない自然な流れは美しい。
亀見橋からは登り。車道で勾配もあり楽な登りではない。距離にして1㌔弱、高度差7,80m、車道が左に大きくカーブしたところに道標があり、それに従って、右の傾斜地崩壊防止施設(擁壁)に沿った道を上がる(10:45)。ここの表示は[石砂山2.2㌔|伏馬田入口バス停1.6㌔]である。

石畳と杉林東海自然歩道の詳細な案内図(本コースは東海自然歩道の一部)とギフチョウに関する掲示板があり、道は石畳の山道となった。上りは緩やか、杉などの常緑樹の濃い緑の中に広葉樹の明るい緑が緑が目に鮮やか。しばらく進むと道が二つに。 菅井分岐(ポイント6) か細いがピンクのリボンの目印がある道と指標や目印はないがはっきりした道。前者は尾根を上がっているように見える。後者は斜面を緩やかに下っている。ガイドブックでいう“巻道”と判断し後者を選ぶ。ほどなくガイドブックのとおり、3箇所ガレ場に付いた小橋(木橋)が現れて一安心。最初の2つは並んで、3つ目はすこし離れていた。3つ目の橋からモノの1分で菅井分岐(ポイント6)。[石砂山1.1㌔|伏馬田入口バス停2.6㌔]、登山口から石砂山までのちょうど中間点となる。標高的には3分の1程度、登山口から80m登り、山頂まであと140m登る。
菅井分岐から鉄塔が立つ台地まで菅井分岐は休憩なしで通過(11:10)。平坦といってもよいほどの尾根道を行くと視界が開け、鉄塔が立っている。この鉄塔は地形図には出ていない。前方に石砂山が近くなり、ピーク572との鞍部も明瞭になった。青野原集落相模湖CC 右手に青野原集落と丹沢焼山からの稜線が、左下には相模湖CCが広がる。シートを広げ、鉄塔真下でお腹にすこし入れようとしたが、大きなハチ(スズメバチ)が飛び回っていて近寄れない。登山道から外れることなく立ったままの休憩となった(11:15-11:40)ハナニガナハルジオンシャガは早い段階から目にしていたが、木々が伐採され、太陽をいっぱい浴びる鉄塔の近辺にはハルジオンハナニガナが点々と咲いていた。
鉄塔からまたすぐ樹林帯に入り、道標が立つ二股路となった。ガイドブックと地形図にある“分岐”だろうか(昭文社の地図には出ていない)? 道標の表示によれば菅井分岐から200㍍、すこし短かすぎるようだ(地形図ではゆうに300㍍はある)。石砂山は左、右の道についての表示はない。
杉林の登山道すこしづつ勾配がきつくなる。整然と立ち並ぶ杉林、雑木林の中に静かに咲くヤマツツジヤマツツジヤマツツジは街路で見るような派手な赤でなく落ち着いたピンク色写真は朱色だが… 数段階露出補正を試みたがその色は再現できずホワイトバランスをオートのままにしたのが失敗の原因かもしれない
道は尾根から石砂山直下の山腹のトラバース(横断)に移り、ピーク572とのコル(鞍部)へ。 石砂山山頂ポイント8(石砂山とピーク572の鞍部) コル(ポイント8)で右折し階段を急登する。山頂まで距離は200㍍、高さは50mぐらい。急登のあと緩登があって山頂(ポイント9)に着いた(12:10)
山頂は木立に囲まれた小広場になっていてテーブルとベンチが2セット。南に展望が開いている。誰もいない。吹き抜ける風は正に“薫風”、防寒兼用の雨ガッパを着込むまではなかったが、長袖のシャツ1枚では涼しすぎるほどだった。標柱が2本立っているがどちらも標高588mとある。地形図やガイドブックより10m高い。何でだろう?

黍穀山・焼山稜線と丹沢三峰焼山と丹沢三峰丹沢三峰と大山間近に迫る黍穀山(きびがらやま)から焼山(やけやま)の稜線の深い森はその中にも多くの若葉が茂っているのだろう、陽に美しく輝いている。稜線の後ろに丹沢三峰(右から太礼ノ頭・円山木ノ頭・本間ノ頭)が、それこそ“三つ子”のように並び、左奥には大山(おおやま)が遠望できる。
さて、山頂の道標によれば[篠原バス停2.2㌔]。のんびり降りても1時間はかからないだろうが、バスの時間をチェックすると13時34分の次は15時15分。前者に乗ることに決め、何せ初めての道、お昼もそこそこに下山した(12:40)
新緑の登山道新緑の登山道新緑の登山道下山(復路)は往路以上の急坂から始まった。足下をおろそかにすると滑りそうで、まわりの景色を見る余裕なし。ガイドブックによれば石老山や陣馬山から高尾山の稜線が見えたらしい。急坂から開放されると樹林帯の心地よい尾根道、新緑が目に眩しくその美しさは往路以上だった。 杉木立の登山道杉林と新緑の登山道[篠原1.7㌔]の道標を過ぎ、ヤセ尾根を進む。新緑の中に杉や桧が混じるようになった。分岐を直進。右の道は地形図にも昭文社の地図にもない。[篠原1.3㌔]の道標を過ぎ、尾根を離れてまもなく小さな川を渡ると、篠原集落の林道に出た(バス停までは700㍍)。地形図の小橋を渡る前の右岸に付いた道は見当たらなかった。 ヤマフジポイント11(県道)
白と紫のヤマフジを見ながら林道を進むと県道518号に突き当たり、そこを左折し篠原バス停に着いた(13:15)
定刻に、しかし、やまなみ温泉の方から小型バスがやってきたと思ったら、ここで旋回しやまなみ温泉へ。JR藤野駅はやまなみ温泉で乗り継いだ
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