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2012.01.31
六国峠ハイキング





いつものように、動物園入口のトイレの横の階段から鎌倉天園に行こうとしたところ(11:45)、“台風の被害”でナント通行止。さてどうしたものか? バスで帰ろうか?一度だけ入ったことがある動物を見て帰ろうか?来た道を戻ろうか? とりあえず「お昼」とする。 昼食後(12:15)、念のため「ののはな館」(売店・軽食・情報)で確認すると、通行止はごく一部で 天園には行けるという。よかった! すこし“勢いはそがれている”が、天園を目指すことにする。










陽は西に傾き、逆光の富士山、伊豆半島や大島を眺める。ほどなく同年輩の人が登ってきた。車で来て、六国見山に登り天園まで往復するという。彼も、夏は高い山に登るのだそうだ。太郎平小屋や薬師岳のことなど、甘納豆を食べながら しばし 話がはずんだ。

聞けば、明月院への道は歩きやすいという道とのこと。建長寺に下りるよりは北鎌倉に近く、まだ歩いたことがないので明月院へ下りることにする(15:10)。明月院の門前に下りたのは15時半だった。
名前だけは知っている六国見山(ろっこくけんざん)にも登ってみたい。ほんとうに“六国”(安房・上総・下総・武蔵・相模・伊豆)を見ることができるだろうか?
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2012.01.25
三浦富士から(駿河)富士を拝む
2012年“登り初め"を丹沢大山に決めた前夜、念のために大山ケーブルに運行時刻をしらべたところ、ナント「車両故障で1月18日から運休中」。ヤビツ峠から登るには朝早く家を出なければならないし、山頂から歩いて降りるのも気が進まない。金時山も早起きが必要などと思案のすえ、まだ三浦富士から富士山を見たことがないことに思いあたり、三浦富士に登ることにした。


京急長沢駅から広い坂道を歩き(10:15)、長沢殿前公園を過ぎると、右に短い石段がある。三浦富士の最初の登山口である。前回(2011.11.3)と同じく、その石段を昇る。石段の上はすぐ山道だが、マテバシイの林の中のけっこうきつい登り。早くも汗ばんできて、レインウエアの下のフリースを脱ぐ。右はミカン園、当然ながら実は一個も付いていない。ミカン園が終わり、緩やかな起伏の尾根道となる。周囲は明るい雑木の森、鼻歌の一つも歌いたくなるいい道だ。


小さいピークを越え、再び急坂となる。坂道の途中で、右から野比からの道が合わさる。古びたベンチが一つ。一休みする。そこからも階段状の登りが続き、息が上がるころ、浅間神社奥宮の石祠が並ぶ三浦富士(標高183m)に着した(11:00)。山頂には、京急長沢駅で見かけた、私より5~10歳ぐらい高齢の団体(男ばかり6,7人)が談笑していたが、ほどなく砲台山に向かって行った。


三浦富士は何度目かだが、これまで展望に恵まれたためしがない。今日も西の空は雲が多く、電車の道中 気がかりだったが、幸い 真っ白に雪化粧した富士山を拝むことができた。富士山は、三浦富士からは北西の方向に見えることも初めて知った。


その後は誰も登ってこない。しばし、富士山や伊豆半島、伊豆大島を展望したあと、砲台山に向かう(11:20)。急坂を下り、野比への分岐から、車高の高い四駆なら通れそうな広い道を、砲台山の西側山腹を巻くように進むと展望台があり、三浦半島南部を一望できる。富士山は見えない。展望台から さらに 山腹を巻いている広い道が続き、武山との分岐。砲台山はここから往復だが、今日は時間がタップリあるので、砲台山に立ち寄ることにした。

分岐から、今度は東側の山腹を巻くように進むと砲台山(11:50)。海上保安庁の電波塔といかつい砲台跡がある。

ネットによれば、第2次世界大戦中、ここに高射砲が設置されていたとのこと。広い道は軍用だったわけである。砲台山の標高は204mで三浦富士、武山より高いが、展望は良くない。辛うじて富士山が見えた。真冬というのに、砲台跡のまわりの荒地にタンポポが一株咲いていた。ここで、京急長沢駅前のコンビニで仕入れたおにぎりを食べ、砲台山をあとにした(12:10)。


砲台山から緩やかなアップダウンで武山。加えて、道幅は広い。このあたりまで来ると、いつも、ハイカーならぬ野良猫に出会う。無責任・非情な飼い主に捨てられたネコである。それも一匹や二匹ではない。今日は、その中の一匹が人恋しげに私の足元に身を摺り寄せてきた。何も与えなかったが、そのあとすれ違った、女性を含む数人の高年グループはどうしただろうか。武山山頂には武山不動があり、あまりきれいとはいえない展望台付きの休憩所もある。そこを棲家としているのだろう。


武山山頂(12:30-13:00)。展望台に昇ったが、雲が多く、どの方角も展望は不良。天気が良くても、ここからは富士山は見えない。
熱いココアをつくり、武山不動に参拝して、今日は、京急長沢あるいは津久井浜への山道でなく、参道(舗装道路)を竹川バス停に下ることにする。先の高齢のグループは山道を選択したようだ。
参道は単調で長く急な坂。下りもだが、上りには 絶対 使いたくない道だ。
途中、展望が開けたところが一箇所あり、かなり雲に隠れてしまったが、富士山を見ることができたのが唯一の慰み。参道を下りきってT字路を右折し、県道26号(横須賀三崎線)に出た。バス停はどっち? “右”を選んだが、正解だった。竹川バス停はすぐで(13:25)、バス(横須賀中央/横須賀行)もすぐ来た。
※右図は、参考までに、山と渓谷社:全国隠れ名山(2010年1月号)のコピーです。
※参道の途中から武山バス停に出る道もあります。あまりいい道ではなかったように記憶しています。
※竹川バス停から横須賀中央・横須賀行の便数は多い。




























※参道の途中から武山バス停に出る道もあります。あまりいい道ではなかったように記憶しています。
※竹川バス停から横須賀中央・横須賀行の便数は多い。
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