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6月下旬から7月上旬、所用で福岡・熊本に帰省したおり、英彦山に登った。英彦山(ひこさん、福岡・大分県境)は弥彦山(やひこさん、新潟県)、雪彦山(せっぴこさん、兵庫県)とともに日本三彦山の一つ、また、日本三大修験の山でもあるそうだ。他は山形県の羽黒山、奈良県の大峰山。これで、雪彦山を除き すべて 登ったことになる。
九州道を小倉東ICで下り(吉志PAに前泊)、“英彦山”を目指す。ある程度、情報を仕入れていた妻によれば、別所という駐車場があるらしい。コンビニと道の駅(勧遊館ひこさん)に寄って、11、駐車場に到着。 登山口はどこ? おりよく、登山スタイルの“じもぴぃ”らしき中年女性二人連れがいる。尋ねると、石段の参道と山道の間道があるが、山道がお勧めという。付いて行くことにする。入口には表示も何もないので“初心者”には分からない。道は簡易舗装の荒廃した林道という感じだった。

登山1スペーサー九重に登るつもりでいたので足まわりの用意はあったが、地図は持っていない。旅行中の運動不足を補うためのウォーキング、山道らしくなった道をスローペースで歩く。奉幣殿の脇を通り過ぎる。奉幣殿からは急な登りとなった。二人連れは私たちよりもゆっくりペースで、後方に見えなくなった。 登山2スペーサー
台風4号は温帯低気圧となって去ったが、梅雨前線が居座り、雲が低く垂れこめた空模様。時おり 雨粒が落ちてくる。下山して来る人に聞くと、オオヤマレンゲはもう残っていなかったという。展望はもとより花も期待できそうになく、前進意欲が萎えてくる。ソロソロ“Iターン”と思い始めたとき、「英彦山山頂まで0.9㌔」の標識を見る(奉幣殿からは1.3㌔)。時刻は“まだ”1220。高低差は分からないが、2前には山頂に着けるだろう。前進三要素の残る一つ、『山頂制覇』の可能性が高まり 俄然 ギアが入る。 山頂3山頂2、英彦山神宮上宮山頂1登山3
鳥居も朽ちた神社跡?(行者堂?)を過ぎ、標識があった所から高度差は大したことがなく、1前、山頂に着く(12:55)。立派な英彦山神宮上宮が立ち、[英彦山中岳]の標識があった。標高は「11XX」、下2桁は朽ちて読めない。そこからちょっと下りたところに小広場があり、かなりの登山客が昼食・休憩中で、ベンチは空きなし。私たちは立派な標柱[英彦山山頂]、標柱に書かれた標高は1200m!! 、のそばの石をベンチで昼食休憩する。

さて、1時間ほどノンビリして、(地図がないので)来た道を戻りかけると(英彦山には北、中、南の3つの峰があり周回できる)、今日は(出発が)遅いので上までは行かないかも…と言っていた二人連れが、(降り出した雨を避けて)休憩舎にいた。『途中、オオヤマレンゲがありましたが、見ましたか?』と言う。『いいえ』と答えると、『見過ごしやすいところにあったので、いっしょに行きましょう』・・・ “もう一組”も加わり、その場所を 親切にも 案内してくれることになった。“もう一組”とは彼女らが休憩中に知り合ったらしい、花に詳しい中高年男性の二人連れである。
ヒコサンヒメシャラ1ヒコサンヒメシャラ2ヒコサンヒメシャラ3ヒコサンヒメシャラ4その花に詳しい人が教えてくれたヒコサンヒメシャラ。石のベンチで休憩中、何を見ているのだろうと思っていたが、多くの登山者が見上げていた木だった。ヒメシャラ(姫沙羅)の花は初めて。彼の話では、ヒコサンヒメシャラは阿蘇根子岳に多く、英彦山では(持ち帰りが多く)数が減っているそうだ。これは『根子岳の登山者がマナーが良く、英彦山の登山者がマナーが悪い』ということではなく、登山者の数の違いによるのだろう(根子岳は険しい)。また 図鑑によれば、ヒコサンヒメシャラは珍しい木(花)ではなく、西日本に広く分布しているようだ。
オオヤマレンゲ4オオヤマレンゲ3オオヤマレンゲ2オオヤマレンゲ1花が残っていたオオヤマレンゲの木は、行者堂?手前、中岳から下りてきて、に2本。1つは登山道をかなり離れたところにあって、この時期、英彦山によく登る人でなければ、見つけるのは至難だろう。彼女らも(見つかったのは)その下で写真を撮っている人がいたから、という。もう1つは登山道わき。これも、生い茂った葉の中に咲いているので、“上”も“下”も、よほど注意して歩かないと気づかない。まず、木を見てオオヤマレンゲと分からなければならない。花は『森の貴婦人』と譬えられるだけあって(花に詳しい人の話)、純白の気品高い花である。

下山2下山1ひとしきり『森の貴婦人』を撮影し(女二人連れは先発し、男二人は後発)、登路はパスした英彦山神宮奉幣殿に参拝(15:15-15:40)。大きな屋根、シンプルな造り、朱の少ない彩色など、落ち着きのある、威風堂々とした建物である。 英彦山神宮奉幣殿1英彦山神宮奉幣殿2スペーサー英彦山神宮参道1 英彦山神宮参道2スペーサー天平十二(740)年建立、江戸時代初めの元和二(1616)年再建の、国指定重要文化財。奉幣殿から長い石段を下り、石段の途中からショートカットして、駐車場に戻る。長いショートカットで(石段を銅の鳥居まで下り切るともっと長い)、出発前、“じもぴぃ”に会ってよかった。
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