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三俣山荘~黒部川源流3(岩苔乗越雲ノ平分岐)三俣山荘~黒部川源流2三俣山荘~黒部川源流1スペーサ、タテ557三俣山荘を発つ。今日は鷲羽岳にも水晶岳にも登らずに雲ノ平山荘に直行、という“超”ゆとりのあるスケジュールなので、そんなに早く出発することはないのだが。 黒部川源流徒渉スペーサ、タテテン場のある分岐から黒部川源流に向かう。枝沢に沿って150mの下り。「黒部源流の石碑」を過ぎるとすぐ岩苔乗越との分岐(6:43)。そして・・・、黒部川源流の徒渉。2014922651~52、我が人生にとって記念すべき一瞬である。補助ロープを使って 一歩一歩 飛び石伝いに渉る。木橋でないところが醍醐味。幸い水量は少なく靴を濡らすこともなかった。
雲ノ平入口~祖父岳分岐1雲ノ平入口~祖父岳分岐2(槍穂高)スペーサ、タテ対岸は「雲ノ平入口」。祖父岳の西側斜面を登り返す。分かってはいたが、思いのほかの急登。背後に槍ヶ岳が、そして北鎌尾根、穂高連峰が次第に姿を現す。九十九折の坂道(200m)を登りきると、第一雪田・第ニ雪田と呼ばれるところ。今は荒涼とした石礫の道だ。 雲ノ平入口~祖父岳分岐3(黒部五郎岳)スペーサ、タテ綿毛となったチングルマが風に揺れる。大きく抉られたカールを持つ黒部五郎岳が圧巻だ。
“五郎”は語呂の良さからの命名ではない。この山の麓には、太古、氷河が山頂部から押し流してきた大石・小石が散乱している。その様を“ゴーロ”(ドイツ語?)という。それが由来である。中ノ俣岳という名前もある。
雲ノ平入口~祖父岳分岐4(立山・劔遠望)スペーサ、タテハイマツを主とした緑が多くなった。日本庭園というらしい(8:39)。道は祖父岳の西斜面から北斜面へ。緩やかな登り。行く手に薬師岳がせりあがる。その右に立山連峰をはるかに望む。立山から延びた一筋の道は薬師岳へ縦走路、広い高原の中に見える白点は五色ヶ原山荘だろう。 雲ノ平入口~祖父岳分岐5(水晶岳)スペーサ、タテ立山と大日岳の稜線の上に見える三角と鋸歯は劔岳と八ツ峰に違いない!! さらに北にまわりこむと、水晶岳が目に飛び込んできた。山肌を幾筋もの襞が走る。「無名峰ヒマラヤ襞」ならぬ「有名峰クロベ襞」である。対峙するなだらかでゆったりとした薬師岳とは対照的だ。

祖父岳分岐スペーサ、タテ祖父岳山頂を経て岩苔乗越に至る分岐をピーク(2688m)に下りとなる(9:08)。雲ノ平山荘方面へ、キャンプ場を通るショートカットは植生復元のため通行禁止で、道は溶岩台地の縁をまわるように付いている。山側のガレた斜面のところどころにイワギキョウやミヤマリンドウが咲いている。 祖父岳分岐~雲ノ平山荘4祖父岳分岐~雲ノ平山荘2祖父岳分岐~雲ノ平山荘1スペーサ、タテ
日本最後の秘境ともいわれる『雲ノ平(くものだいら)』は祖父岳の噴火によってできた日本最高所・最大の溶岩台地。その歴史的な大仕事から見ても、祖父岳は高い評価を得て然るべき山である。

祖父岳分岐~雲ノ平山荘8祖父岳分岐~雲ノ平山荘7祖父岳分岐~雲ノ平山荘5(水晶岳)スペーサ、タテ雲ノ平の東の端に出る。緑と黄の高原の中に木道が延び、その先に北ノ俣岳が低く横たわる。青空が広い。振り返れば水晶岳の峻鋒(⇒水晶岳のアップ)。 雲ノ平山荘1スペーサ、タテ至るところ、もちろん綿毛になっているが、チングルマの群生。左から別の木道が合流した(9:58)。合流点には『スイス庭園』と書かれた小さな標識がある。合流した木道は、地図によれば、すこし先で行き止まりになっている。カマボコ型の赤い屋根、瀟洒な造りの雲ノ平山荘が次第に大きくなる。山荘到着は1020!! チェックイン。案内されたのは2階の6人部屋。荷物を整理したあと、ベランダ(南向きと東向きの2つ)に出て、まわりの風景を撮影する。
雲ノ平山荘2スペーサ、タテ東から南西…黒部五郎岳と三俣蓮華岳、その間遠く笠ヶ岳。南側の風景はとくに素晴らしい。ギリシャ庭園と称され、池塘が点在している。池塘はここからでないと見えない!! 東側の平原は露岩が多い。連なる山並みは祖父岳と、南北に長い稜線を引く水晶岳。ワリモ岳の頭が見えている。
雲ノ平山荘6(水晶岳・薬師岳)雲ノ平山荘5(祖父岳・水晶岳)雲ノ平山荘4(三俣蓮華岳)雲ノ平山荘3(黒部五郎岳・笠ヶ岳)スペーサ、タテ山荘北側に薬師沢からの道と、雲ノ平からさらに奥、高天原に入る道がある。
雲ノ平山荘8(喫茶室・食堂)雲ノ平山荘7(喫茶室・食堂)スペーサ、タテきょう日、横浜元町にもなさそうな落ち着いた雰囲気の喫茶室(兼食堂)でお昼を食べ、薬師沢方面の「木道終点」を目標に雲ノ平逍遥へ(11:15-)。昨日、三俣山荘の夕食時、大阪から来た高年紳士二人連れ、といっても私より十歳は若い、が話していた『ほとんど垂直だった』という薬師沢から雲ノ平の急登をこの目と脚で確認したいからである。

雲ノ平逍遥往1(祖母岳)スペーサ、タテ時期と時間によるのだろう。ワンダラーはチラホラとしか見かけない。山荘からすぐ、分岐から祖母岳を往復する。“岳”といってもこんもりとした“丘”のようなところ。この一帯はアルプス庭園という。どこがアルプス的なのか分からないが。360度のパノラマを写真とムーヴィーで撮る(11:42-11:58)。
雲ノ平逍遥往5(黒部五郎岳)雲ノ平逍遥往4(雲ノ平山荘)雲ノ平逍遥往3(水晶岳)雲ノ平逍遥往2(薬師岳)スペーサ、タテ写真は北(左)から南(右)へ180度。
雲ノ平逍遥往8(太郎兵衛平)雲ノ平逍遥往7(黒部五郎岳)雲ノ平逍遥往6(奥日本庭園)スペーサ、タテ分岐に戻って西進。ほどなく 奥日本庭園というところに来る。背丈の高いハイマツの緑と自然の石組みが日本的といえば日本的。
雲ノ平逍遥往9(アラスカ庭園)雲ノ平逍遥(折返し点)スペーサ、タテそれまでの草原状の植相がオオシラビソとハイマツの森に変わった。この景色もなかなかいい。道は緩やかに下る。次の庭園はアラスカ庭園。木道がなかなか切れない。“木道終点”はついに諦め、山荘に戻ることにした(12:55)。

雲ノ平逍遥復1(水晶岳)雲ノ平逍遥復2(薬師岳)雲ノ平逍遥復3(水晶岳)スペーサ、タテ逍遥帰路、つまり、薬師沢から雲ノ平に入ると、華麗なる水晶岳の秀峰を つねに 見ながら歩く。それは急登の
雲ノ平逍遥復5(祖父岳・祖母岳・水晶岳)雲ノ平逍遥復4(立山方面)スペーサ、タテ疲れをおそらくいっぺんに消し去ってくれるだろう。もちろん、水晶だけではない。右を見れば黒部五郎、左を見れば薬師。それにしても『雲ノ平』とは最高最適のネーミングだ。『名は体を表す』という。ここでは『体もまた名を表す』。
雲ノ平逍遥復7(雲ノ平山荘)雲ノ平逍遥復6(祖母岳・祖父岳)スペーサ、タテ祖母岳分岐を過ぎ そのまま 水場に向かう。山荘は天水で運用しており、飲料水は有料。しかし、山荘から1㌔ほどのキャンプ場に水場があり、宿泊客にはそこに汲みにいくよう勧めている。
キャンプ場・水場2キャンプ場・水場1高天原分岐スペーサ、タテ高天原への道を左に分け、直進する祖父岳への道から離れてキャンプ場へ。キャンプ場にはテントが数張。 “黒部の水”はパイプからほどほどに勢いよく出ていた。喉を潤し、数㍑の水を持ち帰る(14:20-14:30)。
山荘に戻り着いた頃、後ろを見ると 案の定 十数名の一列が木道を歩いてくる。昨日、夕刻 三俣山荘に到着した中高年の団体。鷲羽に登り、水晶を往復してきたに違いない。私たちのように、三俣山荘からストレートに雲ノ平山荘に来る人は極めてまれだろう。彼らはどんどん近づいてくる。急いで所用を済ませ部屋に入る。

昨日もそうであったように、一行が入口を開けたとたん、静寂の山荘は、賑やかというより、騒々しくなった。ワイワイ・ガヤガヤ、ドタドタ・バタバタ、落ち着くところが決まると(2階の大部屋)、全員1階に降り(その際私たちの部屋を覗いていくご婦人も数名)、受付前の談話コーナーを貸し切って(陣取って)の宴会。のべつまくなし大声で話し大声で笑う。一行には男性が数人。男は ふつう そんなに喋ったり笑ったりしないものだが、女性メンバーの手前だろうか、負けず劣らず頑張っている。彼らは何ゆえかくも 山小屋の隅々まで聞こえそうな 大きな声を張り上げるのか? 夕食後、夕景を撮りに外に出たさい、観察すると…2,4人のグループがいくつか、それぞれが好き勝手に話をしている。声を大にしなければ右隣のグループの騒音で聞こえない。すると左隣のグループはもっと声を張り上げざるをえないのだ。大宴会は彼らの食事の番がくるまで 延々 2時間ほども続いた。

雲ノ平山荘の夕食スペーサ、タテ夕食のメニューは石狩鍋。大阪の高年紳士二人連れ(折立~雲ノ平山荘泊~水晶・鷲羽~三俣山荘泊~?)が絶賛していた名物。具だくさんでたしかに美味しかった。ネットには品数が少ないという意見もあったが、逸品であれば品数は不要である。
やっと空いた談話コーナーでは、自炊の登山者たちが調理を始めた。その中には、鹿児島から来たという同室の4人も。彼らは基本的にはテント泊だが、山行最後の夜は 全員一致 山小屋でゆっくり休むことになったらしい。やはり 折立から入り、昨日は三俣のテン場、明日は一気に折立まで下るという健脚パーティだった。マイパートナーが彼らの話すアクセントで鹿児島と分かったのだそうだ(マイパートナーの父母は鹿児島出身)。
団体が一組だけだったのは“幸い”だったといえようか。いっぽうで、3年前もそうだったが、単独の登山者も多い。年齢はさまざま。年配の夫婦づれはここでは少数派のようだ。3年前に比べると、若い女性が増えている。華麗なるは女子の一人登山、もっと華麗なのは女子の二人連れ。
夕景1(水晶岳)夕景2(黒部五郎岳)スペーサ、タテ夜ふけ。洗面場でもトイレの前でも ところかまわず 立ち話をし、消灯ぎりぎりまで 寝床で話していた団体も もさすがに 静かになり、雲ノ平山荘に 再び 静寂が訪れた。外に出る。カシオペヤ座からサソリ座に向かって南北に天の川が流れ、天頂に北十字星(ハクチョウ座)の橋が架かる。その他、煌めく星々。明日は双六山荘まで。明後日午後から雨という予報。早い時間に新穂高温泉に戻るためにも、双六山荘までは行きたい。しかし、大阪の二人組が話していた。霜が降りるので、遅めの出立をお勧めすると・・・

チングルマ1チングルマ2イワギキキョウスペーサ、タテ花の写真…チングルマと青空(日本庭園)、チングルマと槍穂高(日本庭園)、イワギキョウ(祖父岳)
ミヤマリンドウチングルマ3チングルマ4スペーサ、タテミヤマリンドウ(祖父岳)、チングルマの大群落(雲ノ平)、陽光を浴びるチングルマの綿毛(雲ノ平)
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