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2014.12.18
奥高尾、陣馬山~景信山
来年の夏山登山に備えた体力・脚力維持を目的に、久しぶりに奥高尾縦走(陣馬山~高尾山)にチャンレンジした。結果は、小仏峠で小仏バス停にエスケープ。標高差:上525m/下555m(累積は+100mぐらい?)、歩行距離:12.9㌔。
下山後は清滝駅前の『高橋家』で暖かい蕎麦を食べたい。蕎麦屋の閉店は早い。陣馬高原下行きバスは1時間に1本。という制約・要件から、7時35分のバスに乗るべく、早朝5時20分、家を出た。820円をケチってそのバスに間に合わないことにでもなったら、せっかく早起きした意味がない。並木インターから高速に入る(横横道路)。保土ヶ谷バイパスはスムーズ、橋本五叉路の手前でちょっと渋滞したが、6時40分、薬王院祈祷殿駐車場に到着。電車の時刻を調べてこなかったので、装備はそこそこに高尾山口駅へ急ぐ。6時51分の電車があり、十分すぎる余裕で予定のバスに間に合った。(その後は7時3分、10分、17分)。
一駅で高尾駅。構内を長々と歩いて北口(JR)改札口へ(構外は超遠回りをしなければならない)。霊園行きなど、途中止まりのバスを見送って、寒空の下待つこと30分(駐車場で車を降りた時の外気は-1~-2℃だった)、ようやく、しかし、定刻どおりに陣馬高原下行きが発車した。車内は(予想に反し)ほぼ満員。十名ほどの登山者(マイパートナー以外すべて中高年のおじさん)、一般客数名、それに2,30名はいただろう、高学年から低学年まで大勢の小学生。市街地を過ぎ、バスは陣馬街道を裏高尾の“山奥”へと入っていく。が、小学生たちは降りる気配がない。不便なバス通学には変えられない立派な“私立”の学校があるのかしら、と訝っていたところ、終点の陣馬高原下までアトいくつもない停留所で降りていった。
彼らの学校は八王子市立恩方第二小学校という「特認指定校」だった。特認指定校は自然環境の中で小規模教育を重視した小中学校で、一定条件を満たせば通学区以外の誰でも入ることができる学校らしい。
小学生が降りたあとのバスは登山者だけ。ノンストップで陣馬高原下(標高330m)に到着した(8:18)。所用と準備体操をし、最後の登山者が発った数分後、8時30分、出発。冷気が肌を刺す。



和田峠への車道を1.3㌔ほど歩いて、8時51分、ハイキングコース入口(標高440m)から山道に入る。道はすぐ尾根に取り付く。陣馬山は登山口から山頂まで、ほどよい勾配が続く(標高差約400m、距離約2㌔)、冬場のトレーニングとして恰好の山である。早起きがちょっと辛いが。



すっかり葉を落とした幹や枝を朝陽が照らす。風は比較的穏やか。標高700m付近、傾斜がいったん緩やかになり、空が広くなった。生藤山から醍醐丸へ続く山並みの緑が冬枯れの風景に映える。和田峠からの道が合流、山頂までアト400㍍。このすぐ手前に陣馬山頂をパスして景信山・高尾山に行く分岐がある。

直下の一登りで、10時10分、陣馬山山頂。標高854.8m。雪化粧した富士がみごと。相当の風が吹いているのだろう、雲が斜面を吹き下りている。北側には生藤山・連行峰・醍醐丸の稜線の背後に関東山地の山々が広がる。多くの登山者が登ってきてはそこそこに山頂の後にする中、40分も寒い山頂に居座り、奥高尾縦走路へ。








※陣馬山北側、雲取山方面の山座同定、陣馬山南側、丹沢方面の山座同定



陣馬山から明王峠1.9㌔は広い尾根道、起伏も少ない。長駆(20㌔強)、三頭山を目指すのだろうか? 若い二人連れとすれ違った。11時25分、明王峠(735m)を通過。続いて、10分ほどで底沢峠(720m)。ここは十字路になっており、北に下だれば陣馬高原下、南に下りれば底沢。明王峠からも与瀬神社を経て藤野駅に出る道があるが、距離が長く(6.8㌔)、与瀬神社の境内に下りる坂道がかなりシビア。堂所山は巻く(巻道の始まり11:48/終わり11:55)。




堂所山の巻道から景信山の上りで“不思議な”植物を見た。枯れた細い茎を支柱として“霜柱”が立っている。形状はさまざま。高尾山の冬の風物詩「氷の華:シモバシラ」である。シモバシラはシソ科の植物で、8月下旬から10月上旬に白い穂状の花を咲かせるという。数年前、その花を求めて南高尾を歩いたが、時期が遅すぎたのだろう、見ることはできなかった。下山後、高尾まんじゅうを買った有喜堂の店員の方の話では、一丁平にたくさん“咲いて”いたそうだ。(今日は小仏峠から小仏バス停に下りた)

堂所山は巻いたものの、堂所山から景信山までは 大小 高低差のあるアップダウンがいくつも続く。最後の急降は 過去 苦い経験をしたところだ。いささかバテて、景信山山頂(12時54分-1時15分)。標高727m(三角点は721.1m)、陣馬山から6.9㌔。人影はまばら。茶屋は休業、閑散としている。明王峠の茶屋も休みだった。陣馬山は3軒中、信玄小屋だけ開いていた。
展望は抜群。スカイツリーはもちろん、横浜のランドマークタワーや筑波山も見えた。






小仏峠へ下る。距離わずか1.2㌔、180mの“大下り”。途中、小仏トンネル(中央道・JR)の上を通る。小仏峠で小休止(548m、1:49-1:52)。パートナーに膝の痛みが出て、ここから小仏バス停に下る。




小仏峠~小仏ルート2.8㌔は おおまかに 山道・林道が1/4づつ、車道が1/2。山道は急坂、林道は沢沿い、車道は平坦だが長い。
運よく、1時間に1本のバスの発車10分前、2時30分に小仏バス停に着いた。
車を薬王院祈祷殿駐車場においているので、高尾駅から高尾山口駅に戻らなければならないが、電車がなかなか来ない。ホームに駅員は一人もいず、時々、『新宿駅で、11時頃行われた“緊急保安点検”のため電車の到着が遅れています。振替輸送をご利用ください』と、アナウンスが流れるだけ。午前中の点検の影響がなんで今頃まで尾を引くのか分からなかったが、結局、寒風のホームで30分以上も待たされた。
さて、冷えた体を熱い蕎麦で温めたいと思ったが、高橋家はナント今週休業。高橋家に限らず、どの蕎麦屋も休み。年末年始にかけての静養だろうか? ただ1軒だけ開いていた。琵琶家精流亭。高尾山一、二の大きな店だが、蕎麦は今一だった。
データ…標高:陣馬高原下330m、ハイキングコース入口440m、陣馬山854.8m、奈良子峠670m、明王峠735m、底沢峠721m、(堂所山731m)、景信山721.1m、小仏峠548m、小仏300m、(小仏城山670m)(高尾山599m)(清滝駅190m)
データ…距離:陣馬高原下(1.3㌔)ハイキングコース入口(1.5㌔)和田峠分岐(0.4㌔)陣馬山(1.9㌔)明王峠(0.5㌔)底沢峠(3.3㌔)景信山(1.2㌔)小仏峠548m(2.8㌔)小仏・・・小仏峠(0.9㌔)城山(2.3㌔)高尾山(1号路3.8㌔)清滝駅
下山後は清滝駅前の『高橋家』で暖かい蕎麦を食べたい。蕎麦屋の閉店は早い。陣馬高原下行きバスは1時間に1本。という制約・要件から、7時35分のバスに乗るべく、早朝5時20分、家を出た。820円をケチってそのバスに間に合わないことにでもなったら、せっかく早起きした意味がない。並木インターから高速に入る(横横道路)。保土ヶ谷バイパスはスムーズ、橋本五叉路の手前でちょっと渋滞したが、6時40分、薬王院祈祷殿駐車場に到着。電車の時刻を調べてこなかったので、装備はそこそこに高尾山口駅へ急ぐ。6時51分の電車があり、十分すぎる余裕で予定のバスに間に合った。(その後は7時3分、10分、17分)。
一駅で高尾駅。構内を長々と歩いて北口(JR)改札口へ(構外は超遠回りをしなければならない)。霊園行きなど、途中止まりのバスを見送って、寒空の下待つこと30分(駐車場で車を降りた時の外気は-1~-2℃だった)、ようやく、しかし、定刻どおりに陣馬高原下行きが発車した。車内は(予想に反し)ほぼ満員。十名ほどの登山者(マイパートナー以外すべて中高年のおじさん)、一般客数名、それに2,30名はいただろう、高学年から低学年まで大勢の小学生。市街地を過ぎ、バスは陣馬街道を裏高尾の“山奥”へと入っていく。が、小学生たちは降りる気配がない。不便なバス通学には変えられない立派な“私立”の学校があるのかしら、と訝っていたところ、終点の陣馬高原下までアトいくつもない停留所で降りていった。
彼らの学校は八王子市立恩方第二小学校という「特認指定校」だった。特認指定校は自然環境の中で小規模教育を重視した小中学校で、一定条件を満たせば通学区以外の誰でも入ることができる学校らしい。
小学生が降りたあとのバスは登山者だけ。ノンストップで陣馬高原下(標高330m)に到着した(8:18)。所用と準備体操をし、最後の登山者が発った数分後、8時30分、出発。冷気が肌を刺す。


















※陣馬山北側、雲取山方面の山座同定、陣馬山南側、丹沢方面の山座同定








堂所山の巻道から景信山の上りで“不思議な”植物を見た。枯れた細い茎を支柱として“霜柱”が立っている。形状はさまざま。高尾山の冬の風物詩「氷の華:シモバシラ」である。シモバシラはシソ科の植物で、8月下旬から10月上旬に白い穂状の花を咲かせるという。数年前、その花を求めて南高尾を歩いたが、時期が遅すぎたのだろう、見ることはできなかった。下山後、高尾まんじゅうを買った有喜堂の店員の方の話では、一丁平にたくさん“咲いて”いたそうだ。(今日は小仏峠から小仏バス停に下りた)


展望は抜群。スカイツリーはもちろん、横浜のランドマークタワーや筑波山も見えた。











小仏峠~小仏ルート2.8㌔は おおまかに 山道・林道が1/4づつ、車道が1/2。山道は急坂、林道は沢沿い、車道は平坦だが長い。
運よく、1時間に1本のバスの発車10分前、2時30分に小仏バス停に着いた。
車を薬王院祈祷殿駐車場においているので、高尾駅から高尾山口駅に戻らなければならないが、電車がなかなか来ない。ホームに駅員は一人もいず、時々、『新宿駅で、11時頃行われた“緊急保安点検”のため電車の到着が遅れています。振替輸送をご利用ください』と、アナウンスが流れるだけ。午前中の点検の影響がなんで今頃まで尾を引くのか分からなかったが、結局、寒風のホームで30分以上も待たされた。
さて、冷えた体を熱い蕎麦で温めたいと思ったが、高橋家はナント今週休業。高橋家に限らず、どの蕎麦屋も休み。年末年始にかけての静養だろうか? ただ1軒だけ開いていた。琵琶家精流亭。高尾山一、二の大きな店だが、蕎麦は今一だった。


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