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10月13日(火) 晴れ
大倉~西山林道出合大倉鍋割山に登る。20代後半以来だから初登と変わりない。渋沢駅からバスで大倉(7:40-7:55)。8スタート。ほとんどの登山者が塔ノ岳(大倉尾根)へ向かうなか、住宅地・畑を抜け杉林の山道へ。途中、シカ侵入防止扉があった。クマ・オオカミ、天敵のいない丹沢はシカ天国。生息域は広がるいっぽう、被害は拡大の一途。登山者にとって困るのは、シカがその主たる運搬を担うヤマビルである。丹沢一帯は鳥獣保護区だが、シカは例外とし、早急に官民挙げて大量駆除すべきである。
西山林道丹沢大山国定公園標示板西山林道出合スペーサ、タテ杉林を抜けると西山林道(8:30)。手前に頑丈なゲートがあり、大倉からはこの杉林の中を歩いてこなければならない。出合から二俣まで四十八瀬川に沿った3.4㌔の林道歩きだが、作業用車両は滅多に通らず歩きやすい道である。川はかなり下を流れていて音だけが聞こえる。出合からほどなく「丹沢大山国定公園」の立派な標示板があった。礎石は一息入れるのにちょうどよい。誰がいつ祀ったか、路傍のお地蔵さんを拝み、山側の谷筋から林道を横切る流れを跨いだりして進む。
表丹沢県民の森分岐スペーサ、タテ後ろから明るい声がする。表丹沢県民の森の看板があり、林道から左へ階段が下りている。滝(黒竜の滝)や広場があり、そっちからも二俣に行けるらしい。下り口のベンチで休んでいると、明るい声の主、若い男女の一団が追いついてきた。 西山林道から鍋割山稜スペーサ、タテ彼らはしばし看板をながめていたが、滝へと降りて行った。私はそのまま林道を。木々がスッポリ開いた空間から鍋割山稜が見えた。ちょうど下ってきた中高年氏が『これから鍋割ですか? ご苦労さまです 山荘が見えますヨ』と云ったが、認識できなかった。右から林道(イ)を合わせ、左へ林道(ロ)が分岐している。地図によれば林道(イ)はその先行止り。道標によれば林道(ロ)は県民の森へ通じている。
丹沢の国定公園化に貢献したという方の胸像が忽然と現れた。それより目を惹いたのはそこから川べりに見えた建造物。山奥には不釣り合いに大きく立派。丹沢登山訓練所。氏はこの訓練所の建設にも尽力したという。老朽化したということで今は使われておらず、神奈川国体(平成10年)のさい、大倉に移転した(山岳スポーツセンター?)。解体の動きはなさそう。時とともに朽ち果て、美しい自然の中に醜態を残すのだろう。胸像もこの場所には似つかわしなく、作るなら建造物の敷地内にすべきである。
二俣1スペーサ、タテ二俣2二俣3スペーサ、タテ二俣(勘七ノ沢出合)に着く。せせらぎとそれを覆うような木々の縁が美しい。大休止(10:00-10:15)。 ヤマビル対策用塩スペーサ、タテすぐ手前に大倉尾根・小草平に通ずる分岐があり、また 道脇のプラスティックケースにヤマビル対策用の塩が置いてあった。10月半ば、ヤマビルのことはトント頭になかったが・・・
せせらぎ(勘七ノ沢、四十八瀬川に流れこむ沢の一つ)を木橋で渡り、ワイヤを張った車止めを越えると小丸尾根の上り口。林道はさらに奥へと続いている。林道終点から後沢乗越を経て鍋割山に至る最もポピュラーなコースだが、私は『神奈川県の山』ガイドに従って小丸尾根(訓練所尾根)に上がる。

小丸尾根登り口スペーサ、タテ小丸尾根1小丸尾根2小丸尾根3スペーサ、タテ黒竜の滝へ下りて行った件の若者グループが林道を歩いているのが見える。小丸尾根を登る人は少ないようだ。クロマツやまだ青々とした落葉広葉樹が美しい。急登だが、「小丸まで1500㍍」「小丸まで1000㍍」はおおかた順調に進む。 花3(小丸尾根)花2(小丸尾根)花1(小丸尾根)スペーサ、タテしかし次の500㍍がなかなか来ない(実際なかったが)。何かの跡か、石を積んだ所があった。ベンチ代わりに休憩(11:55-12:05)。ヤセ尾根となった。が、左右の斜面は木々が繁っているので恐怖感はない。中高年氏とすれ違った。
展望(小丸尾根)スペーサ、タテ問うと、鍋割稜線まではまだちょっとあるという。そして、ここまで20かかったと付け加えた。下りで20 上りなら40? ガイドブック『神奈川県の山』によれば、鍋割山は歩行距離15㌔、累積標高差+1529m/-1536m(大倉→二俣→小丸尾根→鍋割山→後沢乗越→寄)。1500mはなさそうだが、1000m以上であることはたしか(大倉、小丸、鍋割山の標高 それぞれ 290m、1342m、1273m)。考えてみれば、片道だけでも北アルプス(折立~太郎平)よりハードな山行なのである。往復ともなればなおさら。半ば、鍋割山荘泊りを決めこみペースダウン。
小丸尾根分岐スペーサ、タテ二俣から3時間かかって鍋割山稜/小丸尾根分岐に上がる(コースタイム2時間)。稜線を東に行けば金冷シを経て塔ノ岳1.5㌔、西に行けば1.3㌔で鍋割山。1.3㌔ 意外と遠い。稜線はブナなどの落葉広葉樹が美しく色づき、人の往来も賑やかになった。中には背負子に幼子を入れた若いパパ、子供連れ
鍋割山稜の黄紅葉1スペーサ、タテ鍋割山稜の黄紅葉2秦野市街・相模湾(鍋割山稜)花(鍋割山稜)スペーサ、タテのファミリィ。北には檜洞丸から蛭ヶ岳、丹沢山に続く丹沢主稜の峰々。かなり霞んでいたが富士山も。
鍋割山稜から富士1スペーサ、タテ鍋割山稜から富士2鍋割山稜の黄紅葉3鍋割山稜から蛭ヶ岳など丹沢主稜スペーサ、タテ孤独でシビアな小丸尾根と違って、心地よいほのぼのとした山行となった。加えて、鍋割山はここより低いので 概ね 下りである。
後沢乗越下山口スペーサ、タテ鍋割山荘鍋割山頂スペーサ、タテ2ちょうど鍋割山山頂。山荘は山頂にある。宿泊を請うと今日は山を下りるので泊まれないという。馴染み客ならナントカとも。登山地図の宿泊施設情報に“要予約”となかったのを甘く見過ぎたか。塔ノ岳
西山林道終点徒渉点(橋はない)後沢乗越スペーサ、タテの尊仏山荘なら泊まれるだろうが、ここから2.8㌔の上り。後沢乗越経由二俣なら3.6㌔その後林道なので暗くなっても大丈夫であろう。大倉からであればバスは遅くまである。最後の杉林の山道はあるが。
名物“鍋焼きウドン”で腹ごしらえし、230下山開始。注意は①転ばぬようゆっくり慎重に歩くこと。二俣への分岐点(後沢乗越)を通り過ぎないこと。②後沢乗越(3:25-3:30)。そこから山腹を四十八瀬川へと下っていく。流れの中に入る徒渉と木橋を渡る徒渉があり、林道終点(4:00、鍋割山2.4㌔|二俣1.2㌔、大倉5.2㌔)。二俣4:20-4:45。二俣で二息入れていると、鍋割山稜で出逢った背負子パパが大倉尾根からの坂道を下りてきた。
大倉お地蔵さん?(西山林道)道端のお地蔵さんに無事の下山を感謝。夕闇が迫る。木立の中の林道はいっそう暗い。丹沢大山国定公園の標示板のところでヘッドライト点灯。大柄な外人が大闊歩で通り過ぎて行った。林道出合から大倉への山道は真っ暗。6ちょうど大倉到着。バスを待っていると、スマホの灯りを頼りに歩いたという好感度の青年二人が下りてきた。平塚から車で来たという。ヘッドランプを携行しなかった反省しきり。バスが出るまで(6:20)、途中で追い抜いた中高年三人組はまだ下りてこなかった。

鍋割山地形図スペーサ、タテ データ 各地点の標高:大倉290m、二俣530m、小丸まで1500㍍ 750m、小丸まで1000㍍ 920m、小丸尾根分岐1342m、鍋割山1272.5m (往路標高差1052m)、後沢乗越(栗ノ木洞分岐)800m (復路標高差983m)  各地点間の距離:大倉~西山林道出合0.6㌔、西山林道(出合~二俣)3.4㌔、小丸尾根 2㌔、小丸尾根分岐~鍋割山1.3㌔ (往路7.3㌔)、鍋割山~後沢乗越1.7㌔、後沢乗越~二俣1.9㌔ (復路7.6㌔)


10月14日(水) 晴れ
蓑毛スペーサ、タテ前夜 渋沢のビジネス旅館に泊まり、翌日 大山に登る。秦野駅北口からヤビツ峠行のバスに乗る(8:18)。臨時が出るほどの盛況。表丹沢縦走、大山はやはり人気が高い。気が変わって蓑毛で下車(8:40)。標高差942m、距離6㌔。大山も蓑毛から登れば、北アルプス(折立~太郎平)と遜色ない山行だ。
ヤビツ峠・下社分岐春嶽堰提春嶽堰提~ヤビツ峠スペーサ、タテバス停から阿夫利神社下社への裏参道を川沿いに歩き、石灯籠が立つ分岐を春岳沢に沿った細い林道を進む。それなりの斜度があって楽ではない。春嶽堰堤というところで沢を渡り(9:25-9:35)、山道に入る。 髭僧の滝2?髭僧の滝1?
この道は、今年1月3日 大山参賀登山のおり、ヤビツ峠行バスが道路凍結で蓑毛止りとなり、歩く羽目になった道だが、延々と山岳道路をバスに揺られるよりはよく、新発見であった。その時は気づかなかった髭僧の滝と思しき滝を見て、静かな樹林帯の道を進む。
25丁目イタツミ尾根ヤビツ峠スペーサ、タテ 蓑毛から450mの登りで、ヤビツ峠上の広場に到着(10:35)。50㍍下のバス停に下りる。駐車場は満杯。自販機で飲み物を補給し、トイレを済ませる。ここから二ノ塔、三ノ塔まで往復し、午後のバスを待つもよし(15:51)、あるいは蓑毛へ歩いて戻るもよし。今回は計画はあってなきがごときものであるが、計画どおり、大山に登ることにした(11:00)。
第一ベンチ(11:45)、鎖場、第二ベンチ、第三ベンチ(12:00)と過ぎ、イタツミ尾根の登りにかかる。西の展望が開け富士・丹沢のビューポイント。が、富士は全然見えず。ほどなく、下社からの表参道が右から合流し(25丁目、12:30)、道標の“付記”によれば、200㍍で大山山頂(12:45、ヤビツ峠との標高差500m)。
大山から丹沢山塊のパノラマスペーサ、タテ電波塔がある北西側へ。丹沢の山並みをパノラマ撮影し(⇒山座同定)、 大山から伊勢原市街・相模湾大山から丹沢山塊北から東、東から奥社や売店のある南側と一周し、下山(1:30)。見晴台~下社の道は通行止めだった。カキ氷でもと思ったが、高かったので(400円?)我慢。
16丁目スペーサ、タテ25丁目から表参道を蓑毛分岐のある16丁目(1:50)。ここまでは予定通り。ここで思案。毎度、下社~女坂or男坂を降りるのはおもしろくない。思案していると、品の良い中年女性が『富士は見ましたか』と話しかけてきた。『いいえ全然。昨日 鍋割山からはどうにか見えましたが』と答えると、『(山頂はパスし)ヤビツ峠からバスで帰ろうかしら』とつぶやいた。このご婦人、丹沢はよく歩いているようで、丹沢談義をしているうち、16丁目~蓑毛の道も経験があることが分かった。単調な道で迷うことはない。但し誰にも会うことはなかったそうだ。

西の峰~蓑毛越西の峰分岐決まり 単調な上りは辛いが下りなら歓迎、一度歩いてみようと思っていた蓑毛に下りることにした(2:00)。急坂を下り、古い道標と「西の峰」と書かれた新しい道標が立つ下社分岐(2:25)、
蓑毛越ショートカット下スペーサ、タテ蓑毛越ショートカット2蓑毛越ショートカット1スペーサ、タテそこから、蓑毛越に登り返すなだらかな鞍部。単調でいい道だ。二人ほど登山者と会った。
地図のとおり(あたりまえ?)、蓑毛へショートカット(近
林道b林道aスペーサ、タテ道)できる分岐があった。正規ルート(回り道)は7,80mの登りもある。迷わずショートカットを選ぶ。ところがこれが荒れ道。ジグザグで距離もあり、なかなか正規ルートと合流しない。いささか心配になった
石燈籠スペーサ、タテころ、蓑毛越からの正規ルート(下社裏参道)と合流した。蓑毛バス停1.4㌔の道標もあり一安心。そして 一安心したところで大休止(3:00-3:15)。急がばまわれ、蓑毛越まで行ったほうがよさそうである。
林道を三度横切り蓑毛に帰着(3:55)。一、二度目は林道の反対側の山道入り口にすぐ標識があり、躊躇することはなかったが、三度目は山道をすこし入ったところにあって、やや躊躇させられた。
バスは1台やりすごし、4時15分に乗る。ヤビツ峠始発のバスで、16丁目の女性がすこし疲れた様子で乗っていた。

大山地形図スペーサ、タテデータ 各地点の標高:蓑毛310m、春嶽堰提500m、ヤビツ峠761m、大山1251.7m、25丁目1174m、16丁目992m、下社分岐(西の峰)835m、蓑毛越分岐上 740m、蓑毛越分岐上 660m (標高差942m) 各地点間の距離:蓑毛~ヤビツ峠3.5㌔、ヤビツ峠~大山2.5㌔ (往路6㌔)、大山~16丁目0.6㌔?、16丁目~蓑毛3㌔ (復路3.6㌔?)
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